THE ROOTS

INTERVIEW

いつも笑顔

上平薫里

ワンステップ上平薫里

略歴

人材育成コンサルタント・講師。大阪芸術大学芸術学部卒業後、アメリカ留学。3歳から音楽を学び、たった1つのトップの座を競い合うシビアな実力社会や世界の視点を体感する。多数の業界でトップセールスウーマンとしての実績を残し独立。現在「女性」をテーマにした講演・セミナー・研修・コンサルティング・執筆などの活動を全国各地で精力的に展開している。

現在の仕事についた経緯は?

若い頃から仕事のキャリアを積み重ねてきましたが、そのキャリアを封印し、結婚して家庭に入り、離婚を経験しました。社会復帰するとき、数年現場を離れていただけで、仕事の技術、働く環境は時代の変化と共に変わっていました。

年齢のこともあり、キャリアを活かせる仕事を探すと非正規雇用の道しかなく、新しい仕事で1からキャリアを積み重ねるリスタートを選ぶのかを悩みました。「40代女性の貧困層問題」に直面して将来が不安でした。

「こんなに社会復帰が難しいのか…」と心が折れそうになりましたが、27歳で独立起業していたので、そのときの経験をスキルとしてまとめ、「女性の未来への第一歩を応援します」というミッションを掲げて、独立起業の道を選びました

仕事へのこだわり

27歳で一度目の独立起業を経験しました。当時、若かったこともあって、メンタルの不安定さや感情コントロールが私の課題でした。そんな私に先輩が教えてくれたのが、稲盛和夫先生の「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」の方程式です。この方程式は、全て掛け算。どんなに熱意や能力があっても、考え方がマイナスだったり、間違った考え方だと結果はマイナスになってしまう。「心のあり方」の大切さを学んだ教えです。

想いがあっても行動が出来ない、結果が伴わないとき、私は当時のことを思い出します。そういうときは、心が乱れていたり、迷いがあったり、欲があったり、カッコつけていたりするときで、そんな自分自身と向き合います。考え方を変えることで、「人生・仕事の結果」が変わることを身をもって体験しているからです。

もともとは、ものすごく怖がりでビビりっ子の人見知り。プレッシャー、劣等感、気後れでチャンスを逃した経験は山のようにあります。「そんな自分も受け止めて、自分自身を愛することから始めるんだよ」という先輩からの教えと経験が、私の人材育成の原点です。

また、そういうことを教えてくれる、仲間や先輩に囲まれていたことは幸せなこと。「環境が人を育てる」ということも大切な人材育成の要素です。

「人生どのタイミングで、誰からの考え方に影響を受けるのか」という環境づくりも大切にしています。

若者へのメッセージ

「私の強みって?」「他の人と差別化したい!」というご相談を受けることがありますが、「強み」や「差別化」は、その人の「体験」の中にあると思っています。なぜなら、消し去りたい過去でも、傷だらけの過去でも、過去は「あなたが一生懸命生きてきた証」だから。それを否定するのではなく、愛してほしいと思います。

過去の私が今の私を創り、今の私が未来の私を創る。だから今、体験できることを精一杯、体験して欲しい。体験こそが、誰にも奪われることのない宝物になります。

怖がりのビビりっ子だった私が1つずつ体験を積み重ね、それを「実績」や「強み」にして今があります。

焦らなくても、怖がらなくても大丈夫だし、成功することが全てではないです。失敗から学べることの方が多いので、失敗することを怖がらないでほしい。毎日を丁寧に積み重ねていけば、明日や未来を、あなたの可能性を信じられる心が育つと思っています。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。