THE ROOTS

INTERVIEW

羊千匹より獅子一匹

中島光夫

Growthix Capital 株式会社中島光夫

略歴

創価大学経済学部卒業。2013年新卒で日本GE(ゼネラルエレクトリック)に入社し金融部門に所属。その後、東証一部のM&A仲介会社のアドバイザーやテック系M&A会社の創業メンバーを経て、Growthix Capitalを設立。自身もエンジェル投資家としてスタートアップへの投資を手掛けている。

現在の仕事についた経緯は?

金融の世界に進もうと思ったのは、NZへのラグビー留学中に経験した大地震がきっかけです。クラブチームの活動も一時休止し、体力を活かして復興活動に勤しむ中で、災害により休止した街や会社を蘇生させるには金融リテラシーが不可欠だと痛感し、無力さを感じたからです。その後、自分が目標としていたラグビーチームがM&Aで吸収されたり、新卒で入社した外資系の会社の部署がM&Aされたばかりの事業であったり、自身の人生に大きな影響を与えたM&Aに特に興味を持ちました。そんな中、人口ピラミッドや中小企業数に鑑みて、今後は必ず中小企業のM&Aが社会課題となるであろうと想像し、当時は今ほど脚光を浴びていなかった中小企業のM&Aの世界に飛び込みました。

仕事へのこだわり

拘りと呼べる程のものではありませんが、新人の頃から、「何のためにこの仕事をしているのか」「何故この作業は必要なのか」は昼夜常に考えていました。勿論、健全な欲としてお金も稼ぎたかったですが、社会や市場の信頼・期待の集まる所にお金は集まると確信していたため、目先を追うのではなく、まずは自分が何者かにならなければと思い、仕事の流儀を意識していました。所謂、「Don’t chase money, money chase me」というやつです。
「何のためにこの仕事をしているのか」に関しては、当然容易く答えなんてでませんが、荒削りの未熟者なりに考え徹底した準備を行っていたので、自分の営業や提案は社会を変えると信じて疑わず、簡単にペコペコしませんでしたし、分かってくれる人だけ分かればいいと思っていました(笑) 当然そんなやり方ではクライアントの心を掴むのは難しかった訳ですが、そこで愛想だけに逃げず、相手の見ている世界を見ようと努力し、自分の視座を高くしようと研鑽し、プロである以上仕事の提案力で好かれる事にプライドを持って取り組んできました。
「何故この作業が必要か」というのは、常識を疑うためには最も大切であり、今も日々自問自答しています。人に価値・感動を提供するのが仕事であるため、忙しいと思ってもそれは「仕事してる感」でしかない事があります。これはビジネスマンの永遠の命題であると思いますし、だからこそイノベーションが起きて世界はより良くなるのだと思います。大事なのは、ルールの中でいかに上手く戦って勝つかだけではなく、率先してルールを変えるゲームチェンジャーになる勇気と責任を持つ事だと思っています。それこそが、自分が生涯懸命に働き、生きた証であり、地球に残す爪痕です。

若者へのメッセージ

私もまもなく20代から30代になるため、少し先輩面して「20代へ」という意味でのメッセージです。
まず第一に、「Web上には真実なんて無い」と理解する事は大事だと思います。真実がないと言うと極端ですが、少なくとも一面的な真実しか分からないと思います。Tik Tokやインスタに無修正であげている人がほとんどいないのと同じです。この記事だってそうです、これだけ読んで「こいつ嫌いだな」「こいつ良いこと言うな」などと思っても、結局の所それは一面性でしかありません。大事なのは、気になる物は自分の頭で考えて真実を追求し、実践して傷を負いながらも、自分なりの価値を創造していく事だと思います。それを怠ると、簡単にAIに取って代られちゃいますよ。
もう一つは、「仕事という言葉をハッピーワードに変えていく事」です。よく、仕事・お金・プライベートなどと分け隔てて述べられますが、それは複雑に考えすぎだと思います。
世界に貨幣が無く物々交換・サービス交換していた頃と今も、原理原則は変わりません。人を感動させる、または人から感謝されるのが仕事です。人間の根源的な欲求として、これを忌み嫌う人なんていないと思います。
何にせよ、皆さんの可能性は無限大です!織田信長はじめ、歴史上の人物を調べてみて下さい。習った多くの人が20代30代で偉業を成し遂げています。強い覚悟と決意で、明るい未来の建設に共々に邁進していきましょう!

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。