サイト運営を始めていくにあたって、最も大切なのが参入領域の決め方です。サイト運営が成功するかどうかは、サイト運営を始める前の意思決定によってきまると言っても過言ではありません。そこで今回は、今後サイト運営を始めていくにあたって、参入領域の決める際に大切にしたい5つの基準について解説していきます。
今回はサイト運営を始めるにあたって、どういった基準で発信ジャンルを決めていくのかについて解説していくよ。
基準①顧客の単価が高いこと
全部で5つの基準があるんだけど、まずその一つめは顧客の単価が高いかどうかなんだ。
つまり、サイトの発信ジャンルによって広告や商品の単価は大体決まっているものだから、その中でも比較的に顧客単価が高くなりそうな領域を狙っていくということだよ。
当たり前の話ではあるんだけど、お金に余裕があるユーザーをターゲットにした方が、お金が無い相手と関わるより、ずっと利益は出やすくなるからね。
具体的に言うと、アフィリエイトサイトを運営するのであれば、広告主から予め貰える案件の単価が設定されているんだけど、最低でも5000円の単価を提供しているところと提携したり。
あるいは、歯の悩みに関する特化型ブログを運営したいのであれば、比較的に顧客単価の高い「歯科矯正」や「ホワイトニング」についての情報をメインに発信してみたり。
また、アフィリエイトサイトに関しては通常の案件単価以外にも、「特別単価」という制度があるんだけど、それはある一定の紹介件数を超えたらボーナス的に単価が2~3倍に跳ね上がることもあるんだよね。
だから、もし可能であれば特別単価の伸び代についてASPの会社に聞いておいて、事前に把握しておくことも大切なんだ。
基準②案件の承認率が高い
2つめの基準としては、アフィリエイト広告案件の承認率が高いのかどうかも大切になってくるんだ。
具体的に言うと、80%以上の承認率が理想的で、どんなに低くても50%以上あることが条件として挙げられるよ。
そもそも承認率について、報酬単価が5000円の無料登録を1件発生させたとしても、それはあくまでも「発生」という状態であって、最終的に利益の支払いが約束されている「確定」の段階にはまだ至ってということだよね。
例えば、1万円の報酬単価に対して承認率が20%だとしたら、見込み売上は1件に対して2000円だけど、もし5000円の報酬単価に対して承認率が80%だったら実質2倍となる4000円の報酬を得ることができるんだ。
別にこれはアフィリエイト広告型のサイトに限った話ではなくて、他のどのビジネスにも共通することなんだけど、一見いくら売上が高そうにみえても一番肝心なのは手元に残る利益なんだ。
具体例を出すと、大規模なメディアサイトの売上が月300万円あったとしても、月に掛かる経費が200万円だったら最終的に残る利益が100万円になるから、利益率としては約30%だよね。
だけど、小規模な特化型のブログサイトの売上が150万円だとしても、月の経費が30万だったら、残る利益が120万円で利益率としては80%になって、結果的には前者のサイトよりもビジネスとして優れていることになるんだ。
つまり、売上-経費(外注費や広告費、仕入れ代など)=利益、この利益率の見込みが高ければ高いほど、参入に値する領域ってことなんだよね。
基準③SEOの難易度が高過ぎない
3つめの参入領域を決める際の基準としては、SEOの難易度が高過ぎないことが挙げられるんだ。
例えば、FXとかカードローン、脱毛などのビックキーワードは仮に上位表示したらかなりの高収益(月数千万円)が期待できるんだけど、昔からあるドメインパワーが強い競合サイトにはなかなか勝つことは難しいんだよね。
それこそ法人レベルで圧倒的にSEOに力を入れているようなサイトしか上位表示ができないので、流石にここに参入するのは資金力とSEOのナレッジが必要になってくるからあまり得策ではないよ。
逆に勝機があるジャンルとしては、新しいサービスはマネタイズができるし昔からのサイトが無いので上位表示がしやすいから、そういうニッチな市場を見つけたすぐにサイトをリリースして運営するのが良いんだよね。
基準④YMYL領域をなるべく避ける
4つめの基準としては必須ではないんだけど、できるだけYMYL領域を避けることも挙げられるんだ。
そもそも、YMYLとは「Your Money Your Life」の略で「お金と健康に関わる領域」のことで、こういった領域だとアフィリエイトサイトの上位表示が難しくなっているんだ。
お金の領域(例えば副業など)は比較的に上がりやすいんだけど、特に健康に関するカテゴリーに関してはなかなかSEOの効果ができないんだよね。
例えば、昔は青汁のサイトを上位表示させるのは比較的に簡単だったんだけど、今ではとても難易度が高くなってきていて、特にサプリメント系のサイトを上位表示させるのはムリゲーに近いんだよね。
だから、上記のような領域だとたとえ一度上位表示に成功させたとしても、グーグルのアップデートの度にアルゴリズムで、ランク落ちするリスクがあるので勝率の低い市場で戦うことはなるべく避けよう。
基準⑤参入余地があるか
最後に、アフィリエイトサイトなどが上位表示できるキーワードの幅が広いかどうかも、一つの基準になってくるんだ。
最近の傾向として、SEOのアルゴリズム的に事業会社のサイトの方が上位表示されやすくなってきていて、この傾向はアップデートの度に続いているんだよね。
例えば、ひと昔では「カードローン」と検索した時にアフィリエイトの比較サイトなどが上位表示されていたけど、今ではカード会社のサイトが上位表示に連ねているんだ。
その他にも、グーグルマップの影響も多少あるんだけど地域系のキーワードでいうと、例えば「渋谷 美容院」「六本木 クリニック」「新宿 カフェ」などといった領域でも、事業会社のサイトの方が有利だからアフィリエイトサイトなどの上位表示も難しいんだよね。
だから、上記のような事業会社のドメインが強いジャンルに関しては、参入領域として省いた方がオススメだよ。
まとめると、今からその市場に参入したとしてどれくらいの余地があるのかどうか、ここを見極めることによってサイトの伸び方が決まるようなものだから、じっくりと事前にリサーチしてから参入領域を決めよう。
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