相場より高値で売れやすいサイトの特徴5選【売主は必見】

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愛着のある自身のサイトを売却するなら、どうせなら高値で売れた方が嬉しいものですよね。実は、相場よりも高値で売れやすいサイトには、傾向として共通の特徴があります。そこで今回は、相場よりも高値でサイト売却するためのコツを掴むために、高値で売れやすいサイトの特徴5選について解説していきます。

 

結論としては、このようになります。

 

  1. 成長性のあるジャンル、参入領域でサイト運営している
  2. 直近の売上が右肩上がりに伸びていて成長が期待できる
  3. 運営サイトのコンテンツ力や技術力が高い
  4. 売主と買主間でシナジーが見込める
  5. 会社(法人)ごとサイト売却をする

本記事の監修者|加来涼太

大学在学時から約4年間運営していたWEBメディアを高額売却し、その資金をもとに様々なジャンルで5度のサイトM&Aを経験。現在は、サイト売買・レベニューシェア案件のビジネスマッチングサービス「KIMARU」を運営し、株式会社ツーベイスの代表取締役を務める。また、サイト売買メディア「The Roots」の編集長として、本コンテンツの監修も担当。

 

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1.成長性のあるジャンル、参入領域にいる

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まず、成長性のあるジャンル・参入領域にいるサイトは、比較的に高値で売れやすくなります。

 

あくまでも一部ですが、具体例としてはこれらのような市場が、近年注目されています。

 

  • NFT、WEB3.0、IT関連
  • 仮想通貨、暗号資産
  • ゲーム産業、eスポーツ分野
  • YouTubeの切り抜きチャンネル
  • 婚活や恋活
  • 占いや終活
  • 筋トレやヘルスケアなど

他にも、コロナ禍が続く状況だからこそ、より需要が高まっているオンライン学習サービスであったり、自己磨き系(例えば美容やボディメイク)のジャンル等も挙げられます。

 

例えば、これらのような需要の高まっている参入領域でサイト運営をしていれば、具体的に2つのメリットを享受することができます。

 

  1. 他の市場よりも検索ボリュームの増加が見込める
  2. 広告主も増えて広告単価が上がりやすい

つまり、成長性のある市場で結果を出すことができれば、より多くのPVやユーザーを獲得しやすくなり、また広告単価が上がることによって、サイトの収益が増えることに繋がります。

 

まとめると、成長性のあるジャンル・参入領域で結果を出しているサイトは、比較的に高値でサイト売却がしやすいと言えます。

 

2.直近の売上が右肩上がりに伸びている

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2つめに、直近の売上が右肩が上がりに伸びているような勢いのあるサイトも、高値で売れやすくなります。

 

例えば、もしあなたが運営しているサイトの売上が1年目に10万円、2年目に20万円、3年目に30万円と勢いよく順調に伸びている場合は、買主に「今後もこのサイトは順調に成長するだろう」というポジティブなイメージを与えることができます。

 

しかし、反対に直近の売上が何かしらの理由(例えばコアアルゴリズムのアップデートなど)によって、右肩下がりに減っている場合は、どうしても心理的にネガティブなイメージを与えてしまいますよね。

 

特に前者のように、運営サイトが成長期にいる真っ最中の場合は、複数の買主候補が見つかりやすくなる側面もあるので、オークション形式で相場より高値で売れることがあります。

 

一方で、後者のようにサイトの成長期が終わってしまい、衰退期に入ってしまったような場合は、買主候補も少なくなり、相場よりも安い金額で買収されるケースが多くなります。

 

まとめると、直近の売上が右肩上がりに伸びているような勢いのあるサイトは、比較的に高値でサイト売却がしやすいです。

 

3.サイトのコンテンツ力や技術力が高い

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3つめに、サイトのコンテンツ力や技術力が高い場合も、相場よりも高値でサイト売却がしやすくなります。

 

そもそも、コンテンツ力とはサイト上にどれだけ質の高く、独自性があるような記事を抱えているのかを表します。

 

一方で、技術力とは、WEBデザインやシステムなど、サイトの仕組み作りの上でどれだけ高度な技術が用いられているのかを表します。

 

そして、サイトのコンテンツ力と技術力が高い場合は、たとえWEB上での営業利益が少なくても相場よりも遥かに高い金額でサイト売買が成立するケースもあります。

 

具体例として、このようなものが挙げられます。

 

  • 特定のジャンルで上位表示されている記事が多数ある
  • 特化したテーマでオリジナリティある記事が多数ある
  • WEBデザインが洗練され、構造も最適化されたサイト
  • 独自のシステムが構築され、仕組み作りが完成したサイト

サイト売買の相場としては、営業利益の1年〜2年間分が一般的ですが、コンテンツ力や技術力が高いサイトであれば、営業利益の3年〜5年分以上で売買が成立することもあります。

 

まとめると、サイトのコンテンツ力や技術力が高く、独自性があるような場合も、相場よりも高値で売れやすいと言えます。

 

4.売主と買主間でシナジーが見込める

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4つめに、売主と買主間でシナジーが見込める場合も、相場より高値でサイト売却がしやすくなります。

 

そもそも、シナジーとは日本語で相乗効果という意味を表します。

 

つまり、サイト売買することによって、売主が持っている強みと買主が持っている強みに、どういった相乗効果や化学反応がおきるかということです。

 

あくまでも一例ですが、例えばこのような例が挙げられます。

 

  • コンテンツ力、開発力がある売主&営業力が高い買主
  • 発信テーマや参入領域が近い売主&買主間のサイト売買
  • ネット集客が得意な売主&リアルビジネスが得意な買主など

もしサイト売買後に、期待通りのシナジーや化学反応が起こるのであれば、以前の売上よりも何倍、何十倍以上にも増える大きな可能性を秘めています。

 

だからこそ、最初からシナジーを期待してサイト買収する買主は、多少相場より高値だとしてもリスクを取って積極的に買収する傾向にあります。

 

まとめると、売主と買主間でシナジーが見込めるような場合も、相場よりも高値でサイトが売れやすいです。

 

5.会社(法人)ごとサイト売却をする

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最後に、会社ごとサイト売却をする場合も、相場より高値で売れやすくなります。

 

通常、サイト売却をする方法には主に2つあります。

 

  • 事業譲渡(事業としてサイト売却する)
  • 会社売却(法人ごとサイトを売却する)

法人を運営しておらず個人事業主としてサイト運営をされている方に関しては、必然的に事業譲渡の方法でサイト売却をすることになります。

 

そして、サイト売買の一般的な相場は営業利益の1〜2年分として知られていますよね。

 

しかし、会社ごとサイト売却した際の相場は、その約2倍以上にあたる営業利益の3〜5年分が一般的だと言われています。

 

そもそも、事業譲渡よりも会社売却をした方が、売却金額の相場が上がるのには、この様な理由があります。

 

  • 単なるサイトの譲渡だけではなく、会社が所有する様々な資産を引き継げる
  • 例えば広告主や取引先とのコネクション、従業員や外注先の人的リソース等
  • その他にも会社が持つ事業ノウハウや契約関係などの無形資産も引き継げる

ですので、もし法人を持ちながらサイト運営をされている方は、会社売却によるサイト譲渡を検討してみるのもおすすめです。

 

まとめると、会社ごとサイトを売却するような場合も、相場より高値で売れやすいです。

 

以上、いかがでしたか?

 

今回は、高値で売れやすいサイトの特徴についてお話しました。

 

  1. 成長性のあるジャンル、参入領域でサイト運営している
  2. 直近の売上が右肩上がりに伸びていて成長が期待できる
  3. 運営サイトのコンテンツ力や技術力が高い
  4. 売主と買主間でシナジーが見込める
  5. 会社(法人)ごとサイト売却をする

今後、サイト売買を検討している方は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。