今後サイト運営を開始していくにあたって、まずはじめに決めないといけないことは、どのタイプでサイトを運営していくかということです。実は、サイト売買でよく売りに出されている案件から考えた時に、運営サイトにはざっくり4種類あることがわかります。そこで今回は、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
本当に数え切れないほどのサイトがこの世界にあるわけだけど、実は大まかにいうと4種類に分けることができるんだ。あなたのサイトがどのタイプに属するのか、一番近いものを考えてみてね。
サイトの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
アフィリエイトサイト | 仕組み化しやすい | 順位変動の影響を受けやすい |
テーマ特化型サイト | 信頼を得やすい | 属人性がある |
エンタメ/ニュース/ポータル | PVを稼ぎやすい | 更新工数が掛かる |
EC・ネットショップ | 売上が出やすい | 在庫などを抱えるリスクがある |
本記事の監修者|加来涼太
アフィリエイトサイト

まずサイト売買の案件で最もよく見かけるのが、アフィリエイトサイトなんだ。その理由としては、サイト運営者がたとえ変わったとしても特に対した影響もなく、ビジネスとして引き継ぎやすい面があるんだよね。
例えば、ポケットWIFIの商品を紹介しているアフィリエイトサイトがあったとして、運営方法がライター数名への定期的な外注のみで成り立っているのであれば、引き継ぎ後にサイト運営者がやるタスクの難易度はとても低いよね。
つまり、アフィリエイトの特徴はサイトの立ち上げから収益化へと軌道に乗ってしまえば、それ以降のサイト運営はとても手離れよく手間が掛からないということなんだ。
ただし、そのデメリットはグーグルのアップデートに弱いことで、最近の傾向としてはアップデートの度に多くのアフィリエイトサイトが上位表示からランク落ちしている現象が起こっているんだ。
あと、アフィリエイトサイトは基本的に他社の商品やサービスを比較したり紹介するだけで、ビジネスモデル的に広告収入に頼っている側面もあるから、広告主の裁量によって広告収入が急に減ってしまうというリスクも考えられるよ。
もしこれからアフィリエイトの作成を考えているなら、リスク分散という意味でも複数のサイトを作って運営したり、一つのサイトでマネタイズポイントを広告収入以外にも増やす工夫をするのがオススメだよ。
テーマ特化型サイト

アフィリエイトと同様にサイト売買の案件で最も見かける種類は「テーマ特化型のサイト」なんだ。
これはサイト運営者が実名やイニシャル名など、個性を出して主に特定のカテゴリーについて情報発信するサイトのことなんだけど、メリットとしてはユーザーや検索エンジンから信頼を得やすいことにあるんだ。
どういうことかというと、匿名の記事による情報よりも名前や顔、プロフィールを公開している発信者による情報の方が圧倒的に信憑性があるよね。
例えば、筋トレに関する情報を検索した時に’きんにくん”みたいなその道の専門家的な発信者がいれば、情報として説得力があって信頼しやすいからユーザーの離脱率が下がって滞在時間が上がり、結果的にSEOの効果もアップするんだよ。
一方で特化型ブログサイトのデメリットを挙げると、サイト運営者の属人性が高い(人物に依存しやすい)ので引き継ぎが少し難しくなってしまうんだ。
仮にもし、その運営者だからこそ成り立っているようなビジネスモデル、その人なしでは成り立たないような運営体制になっているのであれば、引き継ぎの難易度が高くなるからサイト売却の可能性が減ってしまうよね。
解決方法としては、属人性を分散させる意味でも情報発信者(ライター)を複数名に増やしたり、キャラクター化させてみるのも一つの手なんだ。
エンタメ・ニュース・ポータルサイト

一時、世間を賑わせたキュレーションサイト、いわゆるまとめサイトやニュースサイトもサイト売買でよく見かける案件なんだ。
そのメリットは言うまでもなく、多くのPV数を短期間で獲得できることで、かつ主体的にコンテンツを生み出す必要性もないことにあるんだよね。
そもそも、キュレーション(curation)とは情報を選んで集めて整理することで 、収集した情報を特定のテーマに沿って編集し、そこに新たな意味や価値を付与する作業を意味するんだ。
だから、よくあるサイト運営の悩みで「どんな情報を発信したら良いか分からない」なんてことは、まとめ・ニュースサイトでは殆ど起こらないんだよね。
だけどデメリットはもちろんあって、それは記事の更新や編集の手間が掛かるのとネタのトレンドに波があるから、収入的に安定しないことなんだ。
例えば、基本的に芸能ニュースを取り扱うサイトであれば毎日数記事の更新は当たり前になってくるし、ネタの内容によって獲得できるPV数は異なるから、広告収入の変動が激しいんだよね。
でも、あまりサイト運営の知識がなかったり、これといって発信したい情報カテゴリーがない人にとっては、取っ付きやすいジャンルだよね。
EC・ネットショップサイト

最後に、ECサイトやネットショップのアカウントの売買もよくある案件なんだ。
例えば、少数ではあるけどオリジナルのECサイトや物販に特化したインスタグラムのアカウント、最も多いのが大手ECサイトのアカウントの売買。
メリットとしては、ECサイトを運営する最大の目的が「商品を売る」ということにフォーカスしているから、比較的に他のジャンルよりも売上をあげやすいんだ。
また、自身オリジナルの商品やサービスを販売しているのであれば、さらに売上に対して利益率も高くなるから、軌道にさえ乗れば広告収入のみに頼っているサイトよりも遥かに大きなビジネスなるよね。
だけどその反面、在庫を抱えてしまうリスクがあったり、それなりの初期費用や準備が必要になることもあるから、ビジネスとしての難易度は高くなってしまうんだ。
だからその点をしっかりと考慮した上で、競合が少ないニッチな市場を選んだり、あるいはオリジナリティの高い商品で勝負する姿勢が大切だよ。
合わせて読みたい関連記事↓
・サイト売買おすすめ22社を徹底比較!サイトM&Aサービスを紹介【2022年最新】

コメントを残す