THE ROOTS

INTERVIEW

正しきを貫き、想いを言葉で伝える

代表理事 金田康弘

一般社団法人日本書面添付普及協会代表理事 金田康弘

略歴

山口県立下関西高等学校卒業。国税局に入局。国税調査官として任意調査の最高峰の課税第二部資料調査課(通称『リョウチョウ』)などで、主に法人税調査を担当。2年連続で国税局長功績者表彰の受賞実績を持つ。令和元年7月、一般社団法人日本書面添付普及協会設立。

現在の仕事についた経緯は?

税理士法に定められた『書面添付制度』を普及させることが『三方よし』の世界を創出に繋がると確信したからです。三方とは、国税当局、経営者、税理士です。国税当局について、年間税務調査の25%が非違なしと判断され、数百億の税金が使われます。経営者について、25%の企業は税務上問題がないのに疑われて、約1ヵ月精神的に落ち着かない日々を過ごすのです。税理士については、経営者の本業に発展するサポートをしたのですが、年間数件の調査の立会いで、やりたい仕事に専念できないのです。私は、この25%の企業の税務調査が省略される可能性がある『書面添付制度』に着目し、現状法人税申告書添付割合約9.5%を20%へ引き上げることにより、申告是認と判断される企業が救済され、税金の使い道も考えられ、世の中が変わるのではないかと思いました。

仕事へのこだわり

『不正を暴く仕事』から『ミスや不正を生まない仕事』を生涯の仕事にしたいと考え、一念発起し独立しました。税務調査の現場を知り尽くした自身の経験をもとに、『国税目線で厳しく監査できる人材の育成』を目指し、セミナーや講座を通して伝えています。当初は税理士先生にお伝えすればいいと考えていましたが、広く普及させるためには、社員を含めてお伝えすることが早道かなと思いました。社員は月次監査で企業を訪問します。AI・IT化の流れで、経営者への付加サービスが求められる時代を考えています。レベルアップした社員と共に従来のサービスの枠を越えて、クライアントの未来を創造したい。ミスや不正を生まない月次監査を行い、是正することにより申告納税水準を向上させます。一般的にはコンサルタントではありませんので、経営者のお悩み、お困りごとや解決したいことを聞く事しかできないかもしれません。その情報を所長先生と共有し、打つ手を考える。そんな時間の使い方を想い描いています。手段として、ハイクラスレポートや監査ファイルを作成し、社内での共有します。誰がみてもわかる資料の積み石効果を狙います。物事を1枚のシートにまとめることが問題解決の突破口になると確信しています。これは、前職で教わった宝です。組織には育てて頂き感謝しています。私の使命は、国税当局の限られた事務量の中で、真に必要な調査に集中できる環境を微力ながら整える『書面添付制度』の普及に努めます。一人では限界がありますので、協会の理念に賛同して頂ける方を多く集め、国税目線で厳しく監査したハイクラスレポートにより世の中を変えたいです。20年後がどんな世界になっているか楽しみです。

若者へのメッセージ

新たな挑戦、無謀な計画と思われるかもしれませんが、気づいたのです。誰もなしえていない取組。だからやりがいもあるし、ワクワクする毎日。そこには工夫が生まれ、色々な学びを活かし、日々進化しています。情報を発信することで様々な意見も聞けることでしょう。やりたいことが明確になったのは49歳です。焦る必要はありません。本当に心の底から真にやりたいと思える仕事など、めぐり合えることを祈っています。行動あるのみです。私はフルマラソンンに参加することもありますが、走っていると色んな気づきやアイデアが生まれてくるのです。失敗を恐れずチャレンジして下さい。

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