THE ROOTS

INTERVIEW

鶏口牛後

金原巧治

株式会社DIPDA JAPAN金原巧治

略歴

大学卒業後、財閥系商社、証券会社、大手流通本部、外資系コンサル会社の経営戦略部門や社長室にて10年勤務。その後2010年に創業。2年世界累計10万台突破のオリバックチェア企画総販売元として事業プロデュース。テレビ・雑誌等の取材実績多数。

現在の仕事についた経緯は?

新しいことをやりたかったから。私は元々大企業の経営の中枢部門にいましたが、そこで「会社が大きくなると事業そのものより組織の維持存続の方が優先される」ことに矛盾を感じていました。そもそも組織は事業に応じて作るべきで本来の目的からしたら組織よりも商品やサービスこそ中核であり、ブランドや経営理念もそこに根差すべきだと思いゼロからの創業を決意しました。起業すると先人が開拓した事業の延長上の仕事は皆無で、無から有を創造しなくてはいけないので大変ですがやりがいを感じます。

仕事へのこだわり

自社の強みは何か?優位性は何か?何を提供できるのか?という点にこだわりを持っています。①他がやれないこと②他がやらないこと③他が気づいてないこと。この三要素は大事だと思います。仕事は潜在的にも顕在的にも相手が求めることと、こちら側が提供できることの調和点なので、そこを意識しつつ自社の強み・USPとすり合わせながら市場を創造していくとでしか独自の業界ポジションは確立されません。

私は20代後半の頃からいろいろな業界を経験しヘッドハンティングされ突然大企業の社長直下に配属されることもありましたが、業界に長くいる役員ほど、意外と自社のことを本質的に理解できていないことに驚きました。一つのものを見るのに多角的に内からも外からも、謙虚に深く洞察しないと物事の本質をとらえることはできません。視座を高く持って自分なりの仮説を立て経営の方向性を見据え市場を創造していくことこそが大切だと思います。

若者へのメッセージ

リスクを避けて成功したいという若者が多いですが、リスクとチャンスは共存しており成功と失敗も共存しています。失敗する可能性があるところにチャンスがあります。失敗しそうなところは競合が敬遠するのでチャンスがありますが、安全で簡単で手堅いところは参入障壁も低く既にレッドオーシャンです。人が気づいていない分野には先行者利益があります。また賛同者や共感を得た人たちが協力者になってくれることもあります。器用に生きるより不器用でも独創的に生きる方が成功への近道です。要領よくパラレルにこなすのではなく自分軸の延長上にコアな部分を持ってないと唯一無二の存在になれないし潰しもききません。リソースが分散され焦点が定まらずレバレッジも利きません。何か新しいことを始めるにあたっては周りと同じやり方ではなく工夫して自分なりのやり方を見出しスタンスを明確にしていくことが何より大事だと思います。

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