THE ROOTS

INTERVIEW

人が豊かに集う場づくり

仲内 悦治

株式会社ナビック仲内 悦治

略歴

大阪工業大学卒業。新卒で兵庫県伊丹市の建設会社に12年間勤務後、実家の工務店を承継して法人化。賃貸事業建物を中心とする建設を行い、2007年株式会社ナビックに社名変更、現在に至る。

現在の仕事についた経緯は?

阪神大震災で父が営んでいた実家の工務店が多忙を極め、両親の要請によりそれまで勤務していた建設会社を退職して承継を行いました。私が社長となって法人化しましたが、地震による復興事業は2年くらいで終了し、消費税の引き上げによる経済不況もあり、それまでの注文住宅新築やリフォーム工事は激減したため、土地の有効活用によるロードサイド店舗や貸倉庫事務所などの事業提案、建設を手がけるようになりました。

仕事へのこだわり

NAVICはNew Value And Impression Creator の略で「新たなる価値と感動の創造者」という意味です。
弊社は先代が1966年に兵庫県宝塚市で工務店として発足しましたが、単なる建設工事業ではなく総合建設プロデューサーとして、建設不動産に関わるあらゆるビジネスをプロデュースする会社として賃貸事業をはじめとする事業用建物を中心に扱っています。三方善を企業理念として社員やお客様、協力業者のみならず、地域住民、将来世代までを考えた事業活動を行っています。建物は私有物であったとして街の景観を形づくる公共的性格を色濃く有しています。弊社の扱う事業用建物は「事業性」「公共性」「将来性」を兼ね備えたものでならなくてはいけないと考えています。「人が豊かに集う場づくり」を基本コンセプトとして単にオーナーの事業性だけを考えるのではなく地域社会、将来世代までも見据えた事業こそがNAVICの考える事業です。また地域社会との共生を考えて、弊社の協力業者会「ナビネット」が主催する「ナビネット祭り」では地域の子供たちに建設職業体験をしてもらうイベントを行っています。宝塚市役所や教育委員会、社会福祉協議会、民生委員連合会などの後援をいただいて延1,600人の子供たちが集まる人気イベントになっています。私たちは私企業の枠を超えて地域社会や将来世代に貢献できる会社を目指しています。

若者へのメッセージ

建設業は4Kのイメージが強く、最近では必ずしも人気のある業種ではありません。しかしながら人々の生活の場をつくり、街の景観をつくり、人々が豊かに集う場づくりを行う素晴らしい職業です。そして工事現場では、たとえ新卒社員であっても建設現場ではリーダーであり、大工さんや鉄筋屋さん、電気屋さん、水道屋さんなど様々な業者、職人さんを指揮監督して一つの建物を作り上げていきます。新人でありながらリーダーシップを発揮して地図に残る、あらゆる人々の目に触れるものづくりができる仕事はそう多くはありません。多くの人たちを指揮監督するのですから当然苦労をします。しかし艱難辛苦して作り上げた建物に対する愛情や完成させたときの喜びや感動は何事にも代えがたいものです。社会に出て最初に就職した会社や仕事はその後の一生を左右すると言っても過言ではありません。与えられた仕事に一生懸命取り組んでそれを喜びとすることで輝かしい未来が見えてくるのです。

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