THE ROOTS

INTERVIEW

NEVER TOO LATE

西 真

株式会社アスタリスク西 真

略歴

東海大学文学部英文学科卒業。新卒で大手アパレルメーカーの営業として入社。その後ITベンチャー企業に身を投じ、常務取締役を歴任。退任後の2005年12月にIT事業を基盤とした株式会社アスタリスクを設立し、2007年6月には裏原宿系をコンセプトとしたドッグウェアブランド「アルティメットナーバス」を立ち上げる。現在は横浜元町にドッグサロン「Ultimate Plus+」の運営も手掛ける。

現在の仕事についた経緯は?

父は国家公務員、母はブティックの経営者。共働きで、特に母の方が忙しく、いつも夜の10時位まで接客していた姿を見て、子供ながらに経営者には絶対になりたくないと思っていた幼少時代。が、DNAは同じ道を辿るんですね。
アパレル時代にバブルが弾け、これからはIT業界と思い身を投じ、その3年後に自分で会社を興してみたい、また新たな事業(ペット業界)に挑戦してみたいと思い起業しました。

仕事へのこだわり

経営者の母親から、「男に生まれたからには東京へ行きなさい(出身は宮崎県)、仕事をするなら会社の花形である営業をやりなさい、営業をやるからには1番を取りなさい。」との教育を受けました。
といっても最初は営業の何たるかも分からなかったので、ひたすら諸先輩の良いところばかりを真似ました。数字に貪欲な先輩、情報の早い先輩、提案や発信力のある先輩、親身になって人の話しをよく聞く先輩、片っ端から良いと思う部分を取り入れ自分のモノにしました。
逆に先輩でも「?」と思う点や疑問に感じた点は排除し、その上で自分自身の営業スタイルを確立しました。
また営業ながら自分でもデザインを描き、商品制作にも携わりました。専門の職種ではないのでデザイナーからはかなりのバッシングを浴びましたが、私が描いた商品は面白いように売れました。売上に関して同期に負けたくはない、そして先輩も追い越したい。負けず嫌いのポジィティブな想いが私の原点です。

若者へのメッセージ

「勉強ができる」と「仕事ができる」は決して比例しないと思います。もちろん学んだ教養は大いに役に立つし、特に若い時に努力した結果は無駄ではありません。ただ、あとは社会の中で通用するコミュニケーション能力を身に付けること、躓いても立ち上がれる強い気持ちを持つことが組織の中でより必要とされると思います。
私の大学時代は勉強はそれなりで、むしろ様々なバイトを経験しました。
引っ越し屋や運送屋の作業員、高級居酒屋やラーメン屋の厨房、チョコレート屋の販売、コンタクトレンズの検査師、etc。
もちろん当時はお小遣い稼ぎが1番の目的でしたが、その多様な業界業種の中で、また色んな人間模様がある中で、社会の中で生きていく対応力が自然と身に付いたのかなと今にして思います。
私は常々社員に「頭を柔らかくしなさい」と伝えています。
自分の枠だけに納まらず、経験値だけで物事を判断せずに、また新たな情報を収集するためにも、柔軟な考えで対応しなさいと教えています。自分が出す答えはそれからでも遅くないですからね。
いろんな経験をし、いろんなチャレンジをして下さい。苦しかったり、失敗もたくさんするかもしれませんが、きっとその後の人生に役立つし、時間が経てばそれらは良い思い出となるでしょう。
日々笑って過ごせる人生でありたいですね。

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