THE ROOTS

INTERVIEW

「仕事」は「志事」mission・passion・actionで!

平林景

株式会社とっとリンク平林景

略歴

『福祉業界のオシャレ番長』株式会社とっとリンク代表取締役。一般社団法人日本障がい者ファッション協会代表理事。美容師→教員→大学責任者→起業。『日本一オシャレな福祉施設』放課後等デイサービスみらい教室を僅か1年半で3教室に展開。同志社大学をはじめ大学や高校での講演や若者を対象とした起業セミナー等精力的に行う。著書は「とと」と「とっと」と「発達障害」

現在の仕事についた経緯は?

元美容師をしていた私が福祉と言う業界で起業をした訳、それは自身の子どもが発達障がいを抱えて生まれてきたことがキッカケです。美容師を経て美容専門学校の教員をしていた時に息子が生まれ、彼と一緒に生活を送る中で発達の凸凹である凸の部分を活かし伸ばしてあげたいと思い、当時働いていた大手学校法人で「発達障がいの子どもたちの長所を伸ばすことのできる施設を立ち上げたい!」と声をあげ企画立案をしてプレゼンを1年ほど重ねてその施設は実現することとなりました。それが東京未来大学こどもみらい園です。当時大手の学校法人が発達障がいの子どもの長所を伸ばすことにコミットした施設をつくったということがセンセーショナルだったこともあり、新聞や雑誌に大きくとりあげられることとなりました。仕事は充実していたけれど、当時多忙を極めていた私は、肝心の息子と一緒に過ごす時間が激減し葛藤することとなりました。自分の息子のために施設を立ち上げたのにその息子との時間が減ったことへのストレスは限界となり、息子と過ごす時間を最優先して、当時働いていた会社を辞め起業することを決意しました。そして子供との時間を確保しつつ、株式会社とっとリンクを設立し、障がいのある子供たちが放課後に通うことのできる施設「放課後等デイサービスみらい教室」を設立しました。私が施設を作るうえで大切にしていることがあります。それは「障がいがあるから通う施設」ではなく「障がいがあるからこそ通える施設」なんです。言葉は似ているが意味は似て非なるもの。逆の優越感。だから私は「福祉×オシャレ」をテーマにして施設を作っているんです。通う子供たち、そして一緒に通う親御さんたちが明るい未来を感じることの出来る施設。それが私の作る施設です。まだ世の中に無い施設、日本一オシャレな施設を作り続ける理由です。

仕事へのこだわり

私の使命(mission)は『世の中の障がいに対する見方を明るく華やかなイメージにすること』です。そして福祉業界のイメージを「きつい」「汚い」「危険」の3Kから「イケてて」「生きがいがある」「いい仕事」の3Iに変えることです!それを為すために私は生まれてきたのだと思います。だから私にとって「仕事」は「志事」なんです。私たちが日々過ごしている時間は紛れもなく自分の命を削っています。だからどうせ命を削るのであれば誰かの役に社会の役に立てる人でありたいと思うんです。特に40歳を超えた時点で大きく意識が変わったことがあるんです。それは男性の平均寿命でいうと私は半分を過ぎて折り返しに入りました。そして残り半分の人生の、残された時間をリアルに知ってしまったことです。私は人生の前半戦を己の為に生きてきた。だから残りの人生の後半戦は世の中の為に生きたい、人生をフェアに生きたいと強く思うようになりました。昨年、自身初の書籍「とと」と「とっと」と「発達障害」を発売しました。この本は発達障害のこと、療育のこと、福祉のこと、就学や進学の悩み、不登校問題や、就労への不安など、子供の成長と共に関わる悩みを、広い範囲で網羅した書籍です。ちなみにこの書籍の印税は全て寄付に回しています。この書籍が本当に必要な人の手に渡ることでその人たちが幸せになり、そしてその書籍が売れることでその利益が子育て支援施設にいくことで幸せの連鎖ができる。これって最高だと思いませんか?私はそうなることがとても嬉しいんです。そういえば昨年末に株式会社とっとリンクとは別に一般社団法人日本障がい者ファッション協会を立ち上げました。この協会で目指すことは「障がい者ファッションでパリコレに行くこと」です!それが実現したときに世の中がどう変わっているのか、その景色が見てみたいんです!「障がいってかっこいいよね」「障がいってイケてるよね!」って!そんな出来るかどうかわからないこと、まだ誰も成しえていないことに私は挑戦を続けていきたい!そうやって命を削り宿命を燃やして生きたい!自分は明日死ぬかもしれないし今日死ぬかもしれない。それは誰にもわからない。だからこそ日々を精一杯ワクワクしながら目一杯楽しんでやろうと思います。自分の可能性は無限大だ!「福祉×オシャレ」で世の中を変えてやるぞ!!!

若者へのメッセージ

皆さんに1つ質問をさせてください。
「皆さんは経営者ですか?」この質問をすると大半の方が自分は経営者ではないと言われるかもしれません。ですが、「自分の人生の経営者は誰でしょうか?」答えはあなた自身です。自分という商品を開発していくのも自分です。もちろんその自分という商品を売り込んでいくのも自分です。「経営者」と聞くとつい会社や店舗を経営している人を思い浮かべるかもしれませんが会社やお店なんかよりも皆さんにとって最も大切なものは自分の人生です。自分の人生は一度きりしかありません。二度は無いんです。もし皆さんがこれから先、何かに挑戦してみたいと思うことが出てきたとします。その時は誰かにアドバイスを求めることもあると思います。アドバイスとして聞くことは大切ですが、最終的に決めるのは自分で、自分の心に正直にしたがって決断をしてほしいと思います。自分の人生のハンドルは自分で握って、誰かが言ったから右に、あの人が言ってたから左に、とハンドルを切らないでほしいと思います。自分のやりたかったことや挑戦したかったこと、成りたい自分のいる未来の方向にハンドルを切ってください。「自分の人生の経営者は自分」このことに気づくことができれば生き方はおのずと変わります。私は随分遅くに気づきましたが、これを読んでいる皆さんはもっと若いでしょう。だから大丈夫!全然遅くない!むしろ早いくらいです!皆さんにとって皆さんらしい人生を送られることを心より願っています!最後まで読んでくれて本当にありがとうございました!!

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。