THE ROOTS

INTERVIEW

最善の方法は常に存在する。

松山洋介

株式会社スタッフアルファコミュニケーション松山洋介

略歴

武蔵野音楽学院編曲科を卒業。在学中より音楽ビジネスを立ち上げるが2年で解散。その後、広告代理店でプロモーションを担当。31歳で独立。現在はイベントやショーの演出をはじめコミュニケーションサービスのプロデュースを多数手がける。

仕事へのこだわり

我々の仕事は衣食住に携わるものでもなく、治安維持や医療の現場でもありません。つまり「なくてはならない仕事」ではないのです。しかしイベントや空間プロデュースなどの我々の作品は、有事には自粛や中止を余儀なくされ、逆に世の中が平和な限り社会に受け入れられるいわば「なくしたくない仕事」です。このことを私は常に誇りに思っています。ですからそれを享受する側の皆さんにとって「楽しかった。」「参加してよかった。」と思っていただけることが成功です。その前提で自分の仕事への姿勢はまず自分が感動できる時間や空間を創り出す意識を持つということです。仕事はまず自分がワクワクと楽しんで取り組まないと結局いい結果が出せないわけで、どんな環境でも子供が秘密基地を作る時のような心持ちで楽しんで取り組んできたつもりです。ですからかつては稀にお客様と意見が合わず企画が詰まることもありましたが、自分自身のワクワク感を伝えることに全霊を尽くし頑固にプレゼンテーションを続けました。経験が伴ってきた昨今では自信を持ってクライアントに提案できています。私の職業は決して芸術家ではありません。自己表現に走るのは良い事ではないのですが、年齢と経験を経て「私らしい仕事」が評価されるようにようやく最近なれたような気がします。これからはその「仕事で体感するワクワク感」を一人でも多くの後輩たちに掴んでほしいですし、そんな仲間たちにこの会社を託したいと考えています。

若者へのメッセージ

まず正しい道徳観を身につけて下さい。当たり前ですが、挨拶はきちんとする、ごみはポイ捨てしない、お年寄りに席は譲る、年長者には礼を以って接する。正しい日本語で会話する。そしてこれらを正しく身につけようとすることに誇りに思っていただきたい。才能や努力ももちろん大切ですが最も重要なものは高い意識です。高い意識は正しい道徳観の上で正常に機能します。結果として仕事の成功の8割はしっかりとした挨拶の上に立っているというのが私の持論です。とかく意識の高い新人に期待をし、目をかけるものです。ただし礼のない新人はそれだけで誤解を受けやすいものでもあります。さらにこんな当たり前のことが大切なのだということに若い頃は気付きにくいものです。私たちも若い頃は年長者をなめた時期があり、彼らの「最近の若い奴らは・・・」というセリフに閉口した経験がありました。そして今コリもせず「最近の若い奴ら」を口にします。しかし本音ではきっと「最近の若い奴ら」に脅威を感じ、期待を寄せているのも事実です。どうぞ、そんなオジサンたちに上手に自分をプレゼンしてください。そのために道徳観は必要です。皆さんの持つ高い能力を安く見積もらせないためにも・・・。

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