THE ROOTS

INTERVIEW

働くを傍楽に

内野学

合同会社傍楽内野学

略歴

1977年⽣まれ。滋賀県在住。⼤学を卒業後、IT系の会社を2社勤務した後、2010年に社会保険労務⼠としてまったくの異業界で独⽴。 中⼩企業の組織作りにドラッカーマネジメントを活⽤するためドラッカー研究者の佐藤等⽒に師事。 専⾨分野である評価制度・賃⾦制度、組織開発にドラッカーマネジメントのエッセンスを活⽤している。

現在の仕事についた経緯は?

システムエンジニアをやっていた会社員時代に、人事給与のシステム開発に携わり、人事労務の世界とであいました。そこで社会保険労務士という資格の存在を知り、もともと独立願望があったため資格を取得して独立したのがスタートです。
当初は、組織で働くことよりも一人で自由に働くことに魅力を感じ、社会保険労務士として個人でキャリアを積んでいくつもりでした。しかし、マネジメントの父と言われる、P.F.ドラッカーの書籍と出会い、組織の本質を知るにつれ、組織の素晴らしさに気づき、また、お客様の組織づくりのサポートをするうちに、自分の仕事も組織化したいと思いようになり合同会社傍楽を設立しました。

仕事へのこだわり

起業当初から意識していたことは、人とは違うことをしたいということでした。そのため、社会保険労務士という枠にとらわれず、必要とされたらやってみるというスタンスで仕事をして来ました。そのせいもあって、起業して2年くらいはとある業務で全国出張する日々を過ごし、周りからは変な社会保険労務士というありがたいレッテルを貼っていただきました。
この姿勢は今でも変わらず、加えて最近では自分の感覚を信じて、違和感のあることはやらないということも意識しています。人から見るとわがままな仕事の仕方をしていると見られることもあるかもしれません。しかし、弊社の理念でもある「働くを傍楽に」を実現するためにはやはりまずは自分が「働く」のではなく「傍楽」ことが大切だと思います。
弊社のある滋賀県には近江商人という偉大な先人がいて、三方よしの精神で全国で活躍してきました。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしは、まず売り手よしというところがポイントです。売り手としてしっかり必要な利益を確保しなければ、買い手を満足させることはできないという意味ですが、何ごともまずは自分からなのです。自分ができていないことを相手に伝えることはできません。また、自己犠牲の上に相手を幸せにすることもできません。
合わせて、ドラッカーマネジメントが自分の中で仕事、そして人生の指針となっています。P.F.ドラッカーが体系化したマネジメントは言うなれば原理の道具箱のようなものです。その通りやったら必ずうまくいくというわけではありませんが、その通りやらなかったら確実に失敗します。自分の会社運営においても、お客様の組織づくりのサポートにおいても頼もしい羅針盤のような存在です。

若者へのメッセージ

一番言いたいことは、尊敬できるかっこいい大人と出会ってほしいということ。なるべくいろいろな世界に出て、いろいろな人に出会って、「かっこいい!」「この人みたいになりたい!」という人を見つけてください。最初はひたすらその人の真似をすればいいと思います。そのうちに、自分のスタイルが分かってきて、真似からオリジナルに変わっていきます。そうしたら、今度は自分が下の世代にかっこいいと思ってもらえるようになるんじゃないでしょうか。
他には、謙虚であること、学びつづけることも大切です。僕自身がかっこいいなと思う先輩の共通点はとにかく謙虚で、とにかく貪欲に学びつづけていることです。そしてそういう人たちは何かしらの結果を必ず出しています。

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