THE ROOTS

INTERVIEW

身の丈

松永武

バスリエ株式会社松永武

略歴

1975年生まれ。富山県出身。音楽関係や自動車販売店の店長・オークションバイヤーなどを務め24歳で上京。寝具メーカーへの入社をきっかけに2005年バスリエ創業。現在は、お風呂文化を啓蒙する一般社団法人HOT JAPANの代表理事を務める他、スターダストマーケティングに所属しTV・ラジオ・雑誌などでお風呂タレントとして活躍中。

現在の仕事についた経緯は?

寝具メーカーに勤めた際に通勤時間が長いこともあり睡眠不足が続く毎日を過ごしていました。そんな時、当時付き合っていた彼女(現在の妻)が「あなたは眠りを売っているのに自分がしっかり眠らなくてどうするの!」と言って入浴剤を買ってきてくれました。入浴剤を入れながら妻からゆっくりとリラックス出来る入浴法を教えてもらい実践したところ、いつものバスタイムが非常に気持ちよく感じたのを昨日のことのように記憶しています。さらに驚いたのが翌朝の目覚め。いつもと変わらない睡眠時間にも関わらず驚くほどスッキリとした寝起きで「良い眠りは良いバスタイムから」と考え起業を決意。妻のやってくれたことがお風呂のソムリエのように感じたことから社名をバス(お風呂)とソムリエの造語であるバスリエとし、お店の名前も「お風呂のソムリエSHOP!」として起業しました。起業当時の預金残高は18万円。お金もコネも人脈もないところからのスタートで馬鹿としか言いようがないスタートでしたが、今思えばあの時の馬鹿な行動があったからこそ今の自分がいるのだと思えるようになりました。

仕事へのこだわり

音楽が好きで中学生の頃からバンドをやっていたのもあり、起業する前から「音楽のような仕事がしたい」と考えていました。
私の考える「音楽のような仕事」とは音楽業界で仕事がしたいと言うわけではなく、音楽と人との「距離感」にあります。
音楽は作詞や作曲した「作品」に対してユーザーが共感することで対価を支払ってくれます。
その中で熱狂的なファンになる人もいれば、楽曲のダウンロードやカラオケで歌うことによってアーティストを応援してくれるファンもいます。
共感ポイントも歌詞であったり、メロディであたり、アレンジであったり、アーティストの生き様だったりと様々です。
さらに楽しい時に聞いたり、悲しい時に聞いたりと聞く人の目的や気分に寄り添ってくれるのが音楽と人との距離感だと考えています。
美しいハーモニーやオーケストラなど他にも色々ありますが、この「音楽のような距離感の仕事」を続けることが自分にとっての幸せを与えてくれると信じています。

「お風呂」も温泉やサウナや自宅のお風呂など色々な楽しみ方があります。みんなで楽しむ温泉もあれば、スッキリしたい時の一人サウナもあります。
本業ではどうすれば自宅のお風呂で気分や目的に合わせた本当のお風呂を楽しんでいただけるかをいつも考えて来ました。
ただ企画や販売を行うだけではなくどんな時にどのように使うと良いのか、お風呂を通じてお客様の目的や悩みの解決をゴールとするスタイルです。
具体的には気分や目的に合わせてカスタマイズできる入浴剤ブランドの「バスカクテル」や日本のお風呂文化をギュッと閉じ込めた体感型入浴剤の「浴玉」の他、
今の仕事にお風呂をプラス!をコンセプトとしたプラスバスリエ事業の立ち上げなどもあり、お風呂の基礎知識を学んでいただけるようにバスリエ検定の運用も行っています。
そして私のこだわりは「お風呂」と言う軸をブラさずに仕事と向き合い続けることです。

若者へのメッセージ

これから起業したいけど何を自分がやりたいかわからりません。とか、今の仕事が楽しくないと言った悩みを持つ人がいるならば自分史を振り返り、楽しかったことや嬉しかったことを思い出して見てください。
そこに必ず自分にとっての「ビジョン」が見えてきます。そしてビジョンを実現するために「覚悟」をしてください。
実現に向けた責任や行動に「覚悟」がないと仕事って楽しくなくなります。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。