THE ROOTS

INTERVIEW

勇往邁進

齋藤賢一

Manual Physio Salon AKIHA齋藤賢一

略歴

新潟医療福祉大学大学院 高度専門職業人プログラム 臨床徒手理学療法コース 修了。2003年に理学療法士国家資格を取得,2015年に認定徒手理学療法士を取得。2003年から7年間総合病院に勤務し,2010年に整形外科クリニックに転職,2019年から独立開業し現在に至る。徒手理学療法士として16年以上の臨床経験を有し,身体の痛み治療&障害予防&健康増進の多方面で活躍中。各種スポーツ大会に理学療法士としての帯同やサポート実績多数 。一般の方向けの痛みに関する勉強会の講師や県内外でセラピスト向けの講師実績多数 。その他専門学会での発表や座長,書籍の執筆実績など多数。

現在の仕事についた経緯は?

野球少年時代のケガや目標を見失い大学を中退し大きな挫折を経験する中で,理学療法士という職種を知り,目標に向かって専門学校から大学院まで,知識と技術と経験の習得に努め,その専門性を突き詰めてきました。理学療法士として約15年総合病院とクリニックで,患者様のリハビリを経験する中で,特に「痛み医療」の分野においては,理学療法先進国に比べて,20~30年近く遅れている日本の現状を変えたいという想いと,その先進国で発展し続けている「徒手療法(マニュアルセラピー)」をもっと皆様の身近なものにしていきたいという想いで,独立開業という道を選択しました。

仕事へのこだわり

総合病院では、脳血管疾患のリハビリ、循環器系のリハビリ、内科系疾患のリハビリ、整形外科術後のリハビリなど、また、急性期から回復期、慢性期にかけてのリハビリ、施設でのリハビリ、訪問リハビリなど、理学療法が取り扱うほぼすべての領域を経験してきました。整形外科クリニックでは、理学療法の中でも私が専門とする「徒手療法(マニュアルセラピー)」を中心に、腰痛や肩痛、ひざ痛に代表される身体の痛みに対しての理学療法やスポーツ選手への理学療法などを経験してきました。理学療法士として、医療の現場に携わる中で、疾患や年齢、性別に関わらず、非常に大切な視点は、それぞれの患者・クライアント一人ひとりの健康であり、生活であり、仕事であり、スポーツであり、すべてに共通するのは、「未来まで共に歩む」ということです。QOL(Quality of Life:生命の/人生の質)という大きな枠組みの中で、入院中の高齢者の理学療法、クリニックでの学生スポーツ選手への理学療法ともに共通するのは、それぞれが抱える問題を専門職として解決していくことで、患者・クライアントの「未来」をQOLという視点で、いかに形作っていけるかということです。例えば、高齢者で筋力・体力が落ち、歩行能力が低下し、転倒のリスクがある場合、筋力と体力をつけることだけが理学療法ではありません。基礎的な身体機能や能力の向上を図りつつ、「未来」の在宅生活を安心&安全に過ごしていくための関わりがQOLを高めることにつながります。スポーツ選手の場合も同様に、痛みを取り除くことだけが理学療法ではありません。その選手の目標としている「未来」に対して、痛みの改善&予防はもちろん、身体機能的な問題や動作能力的な問題を解決していきながら、「未来まで共に歩む」姿勢を持ち続けることが大切であるということを学んできました。

若者へのメッセージ

みなさんにとっての幸せとは何でしょうか?。幸せの形は人それぞれだと思います。夢を現実のものとして叶えることが幸せでしょうか?。安定した仕事に就いて,大切な家族を持つことが幸せでしょうか?。私は今とても幸せです。そして,セラピストとして,クライアント様の抱えているお悩みや問題を解決へと導くことで,その方の健康や幸せに寄与できる仕事だと自負しています。「いたみのないシアワセ!」,「できることのヨロコビ!」をあなたへ。というコンセプトで,お一人おひとりのクライアント様と真摯に向き合う中で,自分自身が幸せでなければ,クライアント様も幸せにできないと感じています。若いみなさんも,自分が「幸せ」になるために,今の自分に何が必要なのかを考え続けて欲しいと思っています。

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