THE ROOTS

INTERVIEW

成長なくして人生なし

萩池洋子

DR.YOKO BEAUTY TERRACE CLINIC萩池洋子

略歴

東京女子医大卒。岡山大学頭頚部外科、徳島大学難聴診療部、岐阜大学耳鼻咽喉科など国内の大学病院での研究と研修を重ね、地域基幹病院へも勤務。その後渡米し、UCLA血液学/腫瘍学教室で再生医療を研究。エマウスメディカル製薬会社でメディカルディレクター兼任しサプリの健康への関与を研究。UCLAより臨床治験管理者の認定 、レーザー安全基準管理者の認定を取得。ナショナルレーザー研究所臨床集中コースを卒業し、レーザー治療にも携わる。2014年帰国、美容と医療を融合させた欧米型のクリニックを開院。「Dr.Yoko Beauty Terrace Clinic」として内面からの美をサプリ、食習慣からの治療するホリスティック医療を展開中。更年期と加齢のヘルスケア学会、日本サプリメント学会、両者の幹事を務める。

現在の仕事についた経緯は?

日本で専門医を頭頚部外科・耳鼻咽喉科として保険診療の医者で10年余りいたが、その間日本で普通に考えられる普通のお医者さんが医者だと思っていた。その後渡米して、文化も考え方も違う国で、医療への考え方も根底違うことを目の当たりにし、健康を作る意義、健康を壊さない意義、そしてメンタル的にも人の人生を支えていくのが医療であることに気付かされる。日本もちょうど東日本大震災からメンタルの重要性を強く言われ始めていた最中、私が医者であるべき形を考えさせられ、人の人生を豊かにできる医者として、ホリスティック医療、心と向き合える医療、顧問医師として選ばれる医療を作ろうと米国での研修と経験を重ねて、日本で新しい医療として開業した。

仕事へのこだわり

医療とは、究極の接客であり、それも悩みと痛みを持った人への原因究明と癒しと光を与えるべき仕事と考えている。患者と医者として向き合う前に、まず人として向き合い、お互いの考え方、生き方を尊重しながら、その人にとっての最良の方向性の選択肢を提案できてこそ、人生を支えられる医療のプロだと考えている。そのために、私の前では素直でいていただける患者になってもらえるような信頼関係づくりはとても大切であり、特に初診の患者とは顔を向き合わせて人を感じて読み取るインタビューを通した問診に重点を置いている。信頼関係なくして治療はできず、何でも隠さず語ってもらえるからこそその人に合った治療法が選択できる。医療は病気ではなく人を治す治療とし、その人の人生に寄り添いながら一緒に考え作り上げる背後から支える医療を作っている。とは言え、人はワクワクしないと腰が重いもので、当院は美容を看板には挙げているが、美容医療をしているわけではなく、美容医療も通じた生活習慣の改善や、食事や栄養学からの身体づくりを中心に行い、薬を使って体を作るのではなく、薬から離脱できる生活習慣までも作り上げ、現に人間ドックの検査結果をオールAにしてくる強者たちも出ている。ただ、食事や生活習慣からの改善には年単位の時間を要することが多いが、小さな努力の積み重ねが、若さも健康もさらに伸ばしていくことができる医療を実現させている。病気を治すことも大変重要な医療ではあるが、私は自由診療を通じて人間の人生をワクワクさせる医療を作ることに心がけている。

若者へのメッセージ

米国での子育て10年を通して、日本の教育のいい点悪い点を感じてきた。私自身が日本でいわゆる優等生をやってきたが、その優等生は人にとっていい子でまじめに勉強も継続して点を取るのにできる子であったことに気づいた渡米生活。30余年の自分の人生を振り返って、かなり自分を抑圧していたことに気づいた。自分の個性を抑圧していたのかな?と。人生は何も作られた道もなければ、誰かが引っ張ってくれるものでもない。ただ自分がやってみたいことや興味があることのTrial and Errorを通じて、自分が学び経験して、自分自身の模索をし続けるのが人生ではないかと感じている。周囲からは医者になり銀座で美容皮膚科で開業し何もかもが順風満帆に見えるらしいがとんでもない! まだまだErrorの毎日で余裕などあるわけもない(笑)。ただ、そのErrorからの学びをもとにまたTrialに動き出しては学びを重ねているからこそ、去年よりも成長した自分を自分でも常に感じた一年一年を重ねている。まず、自分が自分の人生に主体性と責任をもち、若いからこそ失敗しても動けるエネルギーを次への学びへと使っていってもらえればと思う。

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