THE ROOTS

INTERVIEW

問題解決のみが仕事

牧野 正幸

株式会社ワークスアプリケーションズ牧野 正幸

略歴

1963年生まれ。兵庫県出身。新卒で大手建設会社に入社後、システム開発会社を経て、1994年にITコンサルタントとして独立。1996年、株式会社ワークスアプリケーションズを設立。2001年にはJASDAQ市場に上場を果たし、代表取締役最高経営責任者(CEO)に就任。同社の製品であるERPパッケージソフト「COMPANY」は、人事・給与システム分野において11年連続でトップシェアを獲得するほか、人材採用にも注力しており、独自の採用制度は学生のみならずメディアから高い注目を集めている。

現在の仕事についた経緯は?

日本はアメリカをはじめとする先進国に倣い、著しい経済発展を遂げてきました。しかし現代は、自ら新たな革新を起こし、世界を牽引していく挑戦的野心が必要とされる時代を迎えています。社会にはどんなニーズがあるのか、そのためには何をすべきなのかということを真剣に考え、それらを実行に移していく行動力が求められているのです。

そうした中、我々が身を置くIT業界では、企業経営の生産性向上をさらに確立していかなければいけません。しかしIT投資効率を調査すると、投資額を上回る回収を果たした日本企業はゼロ。調査当時、欧米企業ではパッケージソフトを活用していましたが、日本では巨額の資金を投じてシステムを手作りしていた状況。その膨大なコストは企業の成長を止め、世界からの遅れを助長することにも繋がっています。
このような一例は、以前から日本のIT業界では当たり前とされ、一向に是正されていく兆しは見えませんでした。その理由は、この種のソフトウェア開発では課題が山積しており、業界の根幹を大きく変えるだけの野心と挑戦が必要だったからです。つまり大きな困難に、誰もが目を背けていた状況だったと言えるでしょう。「今の日本社会に必須とされる革新にも関わらず、誰もやらないなら私がやろう」。私はそう強く思い、IT業界に変革をもたらす壮大な挑戦を始める決意をしたのです。

仕事へのこだわり

世の中に革新を起こすためには前述した通り、自ら考え行動できる実行力が必要とされます。しかし、0から1を生み出す挑戦に、決められたレールは用意されていません。当然ながら答えもなく、自ら答えを出してみなければわからない冒険的な挑戦でもあります。だからこそ、そうした各々の答えを持ち寄るプラットホームが必要だと痛感しました。そして1996年、優秀な人材の実力を発揮できる場として、ベンチャー企業の設立に至ったのです。
ベンチャーとは、世の中を変えるアイデアを形にできる企業のこと。決して企業規模だけでは定義できないもので、答えのない道を自らの力で切り拓ける集団こそ、ベンチャーだと思っています。そしてまた、そうした人材の集団が唯一無二の存在となることで、初めて社会に革新をもたらすことができると信じています。
ワークスアプリケーションズの創業時、2つの理念を掲げました。一つは、日本ひいては世界の大企業のIT投資効率を引き上げること。そしてもう一つは、問題解決能力が高く、飛び抜けて優秀な人材にとって、能力を最大限に発揮できる環境を提供することです。
そしてアジアで最も大きなソフトウェアメーカーとなるべく、業界初のエンタープライズアプリケーションの開発にも成功。その先に目指すのは、グローバル・テクノロジー・カンパニーです。

若者へのメッセージ

我々の技術力を用いることができれば、世界の名だたる企業の生産性を向上させることも可能になります。そのためにもさらに世界中から優秀な人材を集めるとともに、すべての国や地域に事業を拡大して新たな革命を加速させていきたい。そして何より一緒に働く仲間たちが、前例に捉われる事なく挑戦を続け、世界を変える“ワクワク”を創出していってほしいと思っています。

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