THE ROOTS

INTERVIEW

未来を予測する最善の方法は、自らそれを創り出すことだ

鷲見哲雄

CMA株式会社鷲見哲雄

略歴

1973年生まれ。97年京都産業大学経済学部卒業。 二幸株式会社入社。総合アパレルメーカーで、中国合弁・独資の縫製工場と国内物流センターの情報共有システム【E-naps】の実装に参加。その後国内物流センターの在庫管理システムの導入に参加。物流センターの合併に合わせ、3PLの営業倉庫に転籍。システム部を立ち上げ、現場へのIT化とシステム化による業務効率を実現。ハンディターミナルを使ったクラウドサービスの在庫管理システム「Logizard+」を導入。ユーザーとしてクラウドシステムを運用する その後、システム開発元の会社へ転職し中小、EC企業への物流IT支援を行う。東京、在宅、大阪支店長と赴任し、海外を含め国内の中小規模事業者へサービスを提案する。岐阜へのUターンを機に、オンプレミス型のパッケージのメーカーへ転職。

現在の仕事についた経緯は?

製造業のシステムはクラウド(SaaS)型がほとんどなく、ユーザはパッケージでライセンスやサーバーを購入するしか方法がありませんでした。
システムを導入したいけど、「初期費用が高い」「サーバーの管理者が居ない」と言った現実に対して、何ら効果的な打開策を打ち出せずにいました。
事業継承や、従業員不足、生産性・品質の向上と言った課題は、ITを効果的に導入する事で解決できることもあります。その解決のお手伝いが出来ないことがあり、忸怩たる思いでした。
私はたまたま他業界にいたので、オンプレミスが中心のこの業界に違和感を持っていました。時流から取り残されている製造業のクラウド化が必要だと、またクラウド化によるメリットを知ってほしいと思い起業しました。
また一般的に、他の業界の情報を知ることは少ないと思うので、横断的な情報を活用する事で、製造業の将来にお役に立てればという想いもあり、起業しました。

仕事へのこだわり

ユーザーが「使って楽しい」「使いたくなる」事に拘っています。
業務系のシステムは入力が大変ですが、入力した情報がグラフィカルに表示されたり、付加価値の高い情報として活用できる、そうすると、また新しい情報を入力したくなる。そような前向きなスパイラルが発生出来るよう、入力と出力にはこだわっています。
実現するのは、業務の知識と、高い技術力が必要ですが、ベンダーの都合は関係ないので、社内でも徹底的に議論しています。「効果は何なのか」「どれくらいの価値を生むのか」を細部に至るまで検証しています。
ユーザーからの不満の声は迅速に製品に反映できるよう、社内体制も風通しを良くしています。
失敗を恐れず、チャレンジしていきたいと思っていますが、失敗をネガティブにとらえず、次の扉を開けるための肥やしにしていきたい。変化を恐れず、常に未来だけを見て仕事をしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

昔のように大企業へ就職する事だけが選択肢ではないので、多様化した社会で、一生をかける仕事を探すのは困難だと思います。
ただ、自分自身にその気があれば、いつでもやり直せるし、チャンスは無限にあると思います。目先の利益に惑わされず、常に少し先の将来を考えながら生活していって欲しいと思います。
若いころは将来の夢が漠然としていたり、そもそも夢が見つからないこともあると思います。でも、自分の経験や歴史が新しい夢を見つける切欠になることは多々あると思います。
日々を精一杯、明るく生活する事が大切だと思うので、今夢や目標が無くても悲観する事は無いと信じてください。

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