THE ROOTS

INTERVIEW

清くに然るがままに 禁欲しつつ我がままに

三浦尚記

株式会社3Backs三浦尚記

略歴

1981年埼玉県生まれ。大学中退後、オフィス機器製造メーカーの上場企業に入社。2003年IT通信ベンチャー企業の立ち上げに取締役として参画。2009年株式会社3Backsを設立、代表取締役に就任。セレクトショップ、ITスクール、求職者支援など数々の事業を展開。2016年にドロップアウト人材に特化した職業紹介事業『ジョブドリーム』をスタート。 同時に株式会社ハローワールドを設立し、障害者就労支援事業を開始する。2017年に、ドロップアウト人材を大卒に負けない人材へと育成し、ハイキャリア転職の実現までをサポートする「リバースラボ」を始動。キャリアから外れてしまった若者たちを再生させるため、自身の経験を活かして献身的にサポートしている。

現在の仕事についた経緯は?

当時、大学を中退し親の紹介でコネ就職したものの、半年で辞めました。そんな中次の職を探したのですが、やはり学歴がないことから、自分が魅力を感じた企業へは書類選考も通らず、面接さえできませんでした。
それなら自分でやるしかない!という思いで起業し、紆余曲折こそあったものの「学歴がなくてもキャリアは形成できる」ということを実感するほどまでに成長することができました。当初は自分の「好き」を仕事にすることが正解なのかもしれないと思いアパレル事業を展開していたのですが、ある段階まで来たときに、これ以上アクセルを踏み込むことができない自分がいて。そこで、「どんなことなら、全力でアクセルを踏めるのか」を徹底的に考えました。
周囲にいる人達が学校の中退者や、中卒・高卒の人ばかりだったこともあり、キャリアを形成する機会と場があれば、彼らが優秀な人材として社会で活躍することができることを知っていたので、そういう人たちの気持ちを理解することができる-この領域でなら誰にも負けない。全力で人生を賭けてアクセルが踏める。
「自分と同じような学歴職歴のない若者を育成すること」を3Backsのサービスにしていこう!とリバースラボを立ち上げました。

仕事へのこだわり

20代の経験から、まずは自身がやって見せ基準を作りその7~8割程度の結果やプロセスを部下たちの最低基準に設定することが多いです。原体験として、僕が就いた職場の上司たちはまず実践の背中を見せてもらったこともほとんどなかったのと、ノウハウを教えてもらったこともほとんどありませんでした。僕自身には、自分で考え自分で実践し失敗から学び即修正してまた挑むといった0から自発的なPDCAを回しながら結果を出すといったノウハウが蓄積されたので結果的に良かったのですが、誰もが放置されて結果を出せる訳ではありません。大抵周りを見渡すと、ただ言われた通りに動く、答えがないまま悩みながら働くといった人たちが多いということも知りました。ただ彼らは指揮を取る人間が同じ土俵で同じ汗を流し背中を見せることで、真剣に一緒に取り組んでくれる事を知りました。また、彼らが理解できるように伝えたい事の言語化も工夫しました。彼らは自身が理解し納得したことは物凄い速さで吸収し成果を上げることも知りました。
なので、教育事業を行っている上で大切にしていることは部下や研修生は求める成果が出なくても絶対に見放さない。向き合い続けるということです。価値観や理解のし方は人それぞれですし、求める成果が出ないのであればそれは上司や教育者の責任だと考えています。彼ら一人ひとりと向き合い、理解できるまで伝える言語を追及し行動して見せる。それを繰り返す。そういった教育と共育にこだわっています。

若者へのメッセージ

学歴や職歴に自信のない若者へ

この国は学歴社会が根強く残っています。新卒の就職活動においてはそれが如実に表れるかもしれません。
ですが、中途採用に関しては実は実績社会に変わっていきます。
実績が学歴を超える様を数多く見てきました。中卒や高卒でも大手やメガベンチャー、ベンチャーなどで立派に管理職や重役に就いている人たちがいます。

最初は確かに仕事内容や立場は選べないかもしれません。
しかし、与えられた仕事や立場の中で例え単純な仕事であったとしても誰よりも努力し誰よりも成果を残してみてください。
積もったプロセスと小さな成果の積み重ねは絶対に評価され、自信が付きます。

そしてそれはセカンドキャリア、サードキャリアと積み重ねることで選べる選択肢と待遇は大きく変化します。

それは起業でも同じことが言えます。

何もない自分からのスタートは、努力と継続と成果への追及で花が開きます。

腐らずに、愚直に、選べる自分・選ばれる自分になれるまで。

キャリアはやり直せる。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。