THE ROOTS

INTERVIEW

歓喜

江端一将

株式会社Odd-E Japan江端一将

略歴

1979年、愛知県生まれ。鉄鋼会社や金融系の情報配信会社を経て、アメリカ人のパートナーと2009年に株式会社Odd-e Japan(オッドイー・ジャパン)を立ち上げ、代表取締役に就任。「Scrum(スクラム)」と呼ばれる開発手法を国際的に普及する団体 Scrum Alliance(スクラム アライアンス)が公認する唯一の日本人トレーナー(Certified Scrum Trainer)でありながら、同トレーナーの育成組織でアジア地域におけるリーダーも担当。Scrum(スクラム)の普及と後進育成を担っている。

現在の仕事についた経緯は?

プロジェクトを成功させる方法を模索する中、会社の枠を越え、世界中の知識や方法論などを学ぶ過程で、Scrum(スクラム)を知り、その奥の深さに魅了され学びを深め、実践し続ける過程で、ただプロジェクトを成功させるだけではなく、最初は無理だと思っていたけれど、関係者と互いに挑戦し、その過程で成長を実感しながら、最終的にはチームメンバーの仕事に対する取り組み方が変わりました。この経験を数多く、多くの方々と体験し、「人が変わる、本当の能力を発揮する瞬間に立ち会いたい想いが強くなっていきました。いいプロダクトをつくるよりも、輝いた目をした人を増やしていきたい。」という想いが強くなり、私たちの事業を立ち上げました。

仕事へのこだわり

仕事とは「付加価値を創出し、創出した価値を付加価値として提供する全ての活動」だと考えています。決められた事だけの「作業」を行うのではなく、これを受け取る方々の価値は何か。コスト増を抑止し、効率的に推進する方法は何か。を模索し、誰に依頼しても同じではなく、私に依頼して良かったという付加価値を創り出す事にこだわっています。また、あえて厳しい環境に身をおいたり、厳しい挑戦を続けることで、自己成長する事にも、こだわっています。私は欲張りなので、仕事は人生の大半の時間を使うとしても、プライベートも大切にしたい。仕事以外の時間も大切にしたい。一方で、楽をしたい気持ちが恐らく、人一倍強いと思っています。なので、非効率や付加価値のないコトは極力避けたいです。この価値観は、多くの先輩達、海外のお客様、国内外の同僚、CST(認定スクラムトレーナー)仲間と過ごしながら気づきました。1つの会社、1つの集団で生活していると、考え方が偏ったり、それで良いのだと甘えが出たり、仕方ないと諦める事も普通になってしまいます。私は楽をしたいので、そう思う事があります。でも、世界中には、私には、とても追いつけないような知恵やスキルを持っている方が大勢いらっしゃいます。ビジネスは、その中でも勝負していかなければなりません。その会社や集団の中では良いというのは通用しない事の方が多くあります。新人として会社に入った時は、先輩達に全く歯が立ちませんでした。意見が通るのは役職者だからであり内容の良し悪しではない時は、矛盾や違和感を持ちつつも仕方ないと処理していました。それから、Scrum(スクラム)の国際的な団体のCSTとして認められる為に、海外を転々と回っていた時期は、それまでに培ってきた知恵、スキルが全く役に立たず、これまでまともな知識を構築せず、ろくにスキルも鍛えないで過ごしてきた事を痛感しました。ふとした時に、戦略や計画を持って取り組んだ事は、課題の真相まで分析できる可能性はあるが、何となく行った作業に対しては、表層的な課題に見えるモノを課題として特定してしまう危うさがある。これでは同じ事を繰り返す可能性も高まり、非常に非効率。非効率では多くの事は出来ない。仕事では、効率と付加価値は重要で、逃げられないモノなら、真向勝負しようと考えるようになりました。今も知識の構築は未完成ですし、スキルも発展途上です。到達というモノは無いのカモしれませんが、向上し続ける事はできます。過去よりも現在の方が、より多くの付加価値を提供できるように努めて結果を出していくことが、仕事をしているというコトだと考えています。

若者へのメッセージ

「常識にとらわれず、上手くいかなくても、挑戦している事は何ですか」
正解にとらわれず、失敗を恐れないで下さい。正しいと評価されるモノは、一時的なモノであり、それは時とともに変わります。例えば、私は鎌倉幕府が1192年に成立したと習いましたが、今は1185年とも言われています。長い年月の中で、ひと時の正解の賞味期限は非常に短い。でも、正解を求め、期待を背負う中で、夢や正解が見つからなかったり、期待にこたえられず迷う時期もあるでしょう。いつも取材を受けている時の私みたいに(笑)
迷い悩む事は決して、悪い事だと捉えないで下さい。そんな事を言われても、プレッシャーをかけられたり、失敗した時には、鈍器で殴られたような苦しみに遭遇するカモしれません。私は頻繁に経験するので、そのお気持ちはわかります。それでも、失敗するという事は「挑戦」したからであり、挑戦した貴方には「勇気」があります。勇気は尊いモノです。決して、忘れないで下さい。

新しい未来や人生を創る出発点は、人の挑戦や勇気です。そこに、大きいも小さいもありません。決して、立派である必要はありません。苦難に立ち向かう勇気があれば、きっと貴方の未来は今より、少しは楽しいモノになると、信じています。失敗した過去ではなく、勇気をもって挑戦し、未来を切り開いて下さい。貴方の活躍を楽しみに待っています!

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。