THE ROOTS

INTERVIEW

一所懸命

山口敏雄

株式会社山口久乗山口敏雄

略歴

神奈川大学経済学部卒業
野村證券株式会社に入社
山口久乗商店に婿入り

現在の仕事についた経緯は?

大学では、部活動は会計学研究部に、ゼミは会計学の中村忠ゼミに在籍していた。会計学と金融論を主に学び、目指した野村證券株式会社に就職。
直接金融と間接金融を担う証券会社と銀行は金融における両輪で、証券業の仕事の重要性に大きな魅力を感じながら、野村證券でイキイキと働いていた。
時代も高度成長期で、多数の顧客から引き立てられ元気にやる気で働いていた矢先、なんと「婿養子」の話が!親から「この縁談、親の顔に泥を塗らないようにして欲しい」と半強制的に推し進められたことから、婿養子になることを決めた。そこから全く未知な伝統工芸高岡銅器の仕事をすることとなる。

仕事へのこだわり

金融界のサラリーマンから、伝統産業の事業を継承する経営者になるべく道程は、あまりにも未知の世界に入ったので苦労の連続だった。
業界外からの目線で仕事を考えることもできたので、独自性を大切にしたものづくりにこだわっている。
特におりんは仏教伝来により、1,500年程前から今日まで澄んだ音色で日本文化と幸せの根幹にかかわってきた。
科学分析のできなかったいにしえの時代から、実は究極のリラックス、癒しの音であることが、今は久乗おりんで証明されている。(「日本音響研究所」「オフィス・マサルエモト」「富山大学の心理学ゼミ」)美しい音の響きやゆらぎは、ささくれだった心を癒し、暗く沈んだ心に力を与えてくれる心の安定化装置と位置づけ、人々の心にしっかり寄り添って響く音作りに格別の思い入れをしている。

若者へのメッセージ

人生における苦労は生きている証拠です。何ごとも前向きに思い続け、言い続け、やり続ければ、必ず道は拓けてくるものでしょう。
途中で失敗があっても失敗は必ず次への糧となり、成功に導いてくれます。一所懸命やっていると、いろいろな人が案外見てくれており、何かと助けが舞い込んでくるのではないでしょうか。能力の差より、真剣度の差の方が、人生の幸せを運んでくれる割合が大きいと考えます。

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