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INTERVIEW

士三日会わざれば刮目して見よ

中山慎吾

税理士中山慎吾

略歴

1978年生まれ、神奈川県横浜市出身。明治大学大学院グローバルビジネス専門科修了、MBA取得。大学卒業後、日興證券株式会社(現SMBC日興証券株式会社)に入社、日本橋支店にて資産運用コンサルティング課に従事。
その後、「お客様の資産形成を長期的にサポートするには、証券運用だけでなく、複合的なファイナンシャルプランニングを実践する業態を作り出す必要がある」という思いから2007年に個人向け資産運用コンサルティング会社を共同で創業。CFP(R)の資格を活かし、お客様の資産運用のアドバイザーとして現場に立ちながら、ベンチャー企業の共同創業者として会社の事業規模を拡大。現在は税理士として個人向けの税務を中心に顧客の資産形成をサポートしている。

現在の仕事についた経緯は?

証券会社でセールスの仕事をしていた時は、証券投資という値動きがある投資をお客様と一緒に考えるという面は楽しかったのですが、やはり日中お忙しい日本のビジネスマンにリスクの高い投資を勧めその値動きにお客様を振り回してしまうことにどうしても抵抗がありました。そこで証券投資よりもまだ不確定要素が少ない資産運用として不動産投資に注目し、不動産会社の営業職に転職して現場で勉強しました。その後に不動産投資と証券運用、生命保険のプランまで総合的にカバーする資産運用コンサルティング会社を恵比寿で立ち上げました。お客様と接する期間が長くなるにつれ、資産運用の提案だけでなく税務面までサポートできるというニーズが潜在的に強いことを痛感しました。そこで税理士の資格を取得し、資産運用から税務のことまで包括的にお客様にご提案できるという自分にとっての理想の環境で現在の仕事をしています。

仕事へのこだわり

根幹にあるのは「お客様にとってよりリスクの低いソリューションは何かを考えること」です。税理士とは「税法と数字のスペシャリスト」です。もともと運用プランを提案する仕事をしていた時には、未来のストーリーをクリエイトする作業とお客様を魅了するパフォーマンスが必要でした。しかし、未来の話となると、必ず不確定要素が出てきます。それに対して税理士という税務の仕事は「これまで行った経済活動を正しく記録すること」の延長にあります。つまり税法を遵守している限り、税務に関しては不確定要素を限りなくゼロに近づけていくことが可能なのです。その上で、お客様にとってより有利な法律や制度を活用した税務申告を正確に行うことで、安心してもらえる資産形成のサポートができると考えています。もちろんこれからも税法の研究はかかせません。お客様と未来の夢を共有し、その実現に向けて一緒にプランニングするために、新たな運用プランの研究も続けていきたいです。

若者へのメッセージ

社会から必要とされる存在を目指すと良いのではないかと思います。日々もがき苦しみながら目の前の仕事に向き合うことで、社会が本当に求めている技術やサービスに気付くということもあるかと思います。それを実現するために日々自己研鑽を続けることと、それを楽しいと心の底から思えることが何よりも大切なことなのではないかと思います。

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